闇金に関する被害事例は減少していますが、被害額は過去最大の数字です。

実際に摘発された事例

闇金融は、その全てが正規には貸金業者として認められていない違法な金融業者です。
違法な金融業者ですから、当然ながら警察に摘発されることになります。
おそらく皆さんも、ニュースなどで闇金業者が逮捕されたという情報を何度か耳にされていると思います。
ここでは、そうした闇金が実際に摘発された事例をいくつか紹介していきたいと思います。

 

闇金業者の検挙件数と被害額

闇金融というのは、本来貸金業者として守るべき法律を守っていない金融業者のことですから、定義上はいつの時代にも闇金業者が存在することになります。
ですから、これまでにももちろん存在していましたし、これからも全く存在しなくなるということは無いでしょう。
さて、そこで気になるのが闇金融による近年の被害状況です。
まず検挙件数から見てみると、平成23年から27年にかけてはほぼ一貫して減少傾向にあります。

 

平成23年には254件だった検挙件数が27年には140件にまで減少しているのです。
ですので、検挙件数だけを見れば闇金による被害は近年において縮小していると考えられますが、問題は闇金業者の営業による被害額です。
検挙件数が下がり続けているにもかかわらず、被害額については減るどころか増えているのです。
それどころか、平成27年の被害額は160憶円という過去最大の数字になってしまっています。
ですので、被害の件数(検挙件数ベース)は減っているけれど被害の額は増えているというのが、現状における闇金被害であると言うことができます。

 

闇金業者が実際に摘発された事例

次に、実際に闇金業者が摘発された事例を紹介していきたいと思います。
過去の事例を知っておくことは、自らが被害に遭わないためにも非常に重要なことですので、是非参考にしていただければと思います。

 

事例1

レンタル携帯を利用したケース

このケースでは、法定金利の91倍の金利で貸出しを行ったとして、闇金業者の男性数名が逮捕されました。

会社役員のM容疑者ら3名は、川崎市在住の会社員の男性に対し違法な金利で金を貸付けて約50万円の利息を得ていたと疑われています。
警察によると、同容疑者ら3名は不正なルートで入手した多重債務者のリストから貸付けを行う相手を選定しており、勧誘にはレンタルした携帯電話を使用していたとのことです。
同容疑者を中心とする闇金業者はこのケースを含め、少なくとも1300人以上に貸付けを行い、5000万円以上の利益を上げていました。

 

事例2

他人名義の口座に振り込ませていた

このケースでは、法定金利の61倍の金利で貸出しを行ったとして、闇金業者の男性2人が逮捕されました。

N容疑者他の2名は、東京都葛飾区在住の男性ら計4人に対し違法な金利で金を貸付けて約130万円の利息を得ていたと疑われています。
警察によると、同容疑者は5年以上に渡って融資の勧誘を行っており、さらに摘発を逃れるために返済金を他人名義の口座に振り込ませていたとのことです。
この闇金業者(2人組)はこのケースを含め、少なくとも3400万円以上の利益を上げていました。

 

事例3

逮捕された闇金業者

このケースでは、法定金利の100倍以上の金利で貸出しを行ったとして、闇金業者の代表(男性)が逮捕されました。

同業者の代表取締役であったY氏は、多重債務者や自己破産者といった通常のキャッシングを利用できない顧客を相手取り、違法な金利で貸付けを行っていました。
警察によると、Y氏が代表を務める闇金業者は多重債務者や自己破産者の名簿を基に、電話やダイレクトメールで直接勧誘を行っていたとのことです。
顧客の数は合計で780人以上、金利による利益は少なく見積もって2億円を超えていました。